サラーの代理人がサウジアラビア移籍の噂を否定

写真:代理人がアル・イテハドへの移籍を否定した ©Getty Images

サウジアラビアのアル・イテハドからの関心が噂されているリヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーだが、彼の代理人がその噂を否定した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

サウジアラビアの地元紙『アル・リヤディア』は先日、アル・イテハドがリヴァプールに対して移籍金5200万ポンド(約94億3380万円)、サラーに対しては2年契約で報酬の総額が1億5500万ポンド(約281億1990万円)というとてつもない金額でのオファーを提示したと報じた。

サラー自身は昨夏、リヴァプールとの間で契約を3年間更新し、現行の契約は2025年6月30日までとなっている。そして彼の代理人を務めるラミー・アッバス・イッサ氏は、自身のX(旧ツイッター)アカウントでこの契約について言及しつつ、次のように移籍の噂を否定した。

「もし我々が今年LFC(リヴァプール)から離れることを考えているのだとしたら、昨夏に契約を更新することはなかっただろう。モハメドは変わらずLFCにコミットし続ける」

リヴァプールからは今夏、契約満了で退団したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがアル・アハリへと移籍したほか、キャプテンだったイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファクへ、ブラジル代表MFファビーニョがアル・イテハドに引き抜かれた。

また、過去にフィルミーノ、サラーと3トップを組んでいたサディオ・マネも今夏、バイエルンからアル・ナスルに移籍している。

フィルミーノは1700万ポンド(約30億8380万円)、ヘンダーソンは3640万ポンド(約66億300万円)という高額な年俸を受け取るとされており、彼らよりもはるかに高額な年俸が提示されたサラーもこれに続くかと思われたが、ひとまず現時点ではサウジアラビアに移籍することはなさそうだ。

サラーは2017年にローマからリヴァプールに加入して以来、公式戦通算305試合に出場して186ゴールを記録している。

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