【マレーシア】航空交通権割り当て、4~6月は88%増[運輸]

マレーシア航空委員会(MAVCOM)は7日、2023年第2四半期(4~6月)に航空各社に対し、57件の航空交通権を割り当てたと発表した。新型コロナウイルス関連の水際対策緩和を受けて、申請件数は前年同期より87.5%増加。内訳は国際線45路線、国内線12路線だった。

前期(23年第1四半期)との比較では、航空交通権の割当件数は11.7%増えた。コロナ前の19年第2四半期と比べても5.3%増え、特に国際線が12路線も多かった。

航空会社別では、格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)の航空貨物・物流子会社テレポートが16件で最多だった。

このほか、バティック・エア(旧マリンドエア)がウズベキスタン・タシケント線や、台湾・台北経由の沖縄線で新たに認可を得た。マレーシア航空の親会社マレーシア・アビエーション・グループ(MAG)傘下のLCCファイアフライ・エアラインズは、サバ州コタキナバル国際空港のハブ化を見据え、成田および台北路線開設の認可を受けた。

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