仕込み開始に合わせ安全祈願 朝日町ワイン

ワインの仕込み作業が始まり、ベルトコンベヤーで次々と運ばれるデラウェア=朝日町・ワイン城

 朝日町の第三セクター朝日町ワイン(社長・鈴木浩幸町長)のワイン城で7日、本年度のワインの仕込み作業が始まった。高品質のブドウが収穫できたことへの感謝と、おいしいワインができあがることへの期待を込め、同所で安全祈願祭が開かれた。

 仕込み作業が始まったのは、西村山と山形、上山両市で栽培されたデラウェアが原料の白ワイン。ブドウの成育は順調で、同社の安藤武栽培製造課長は「近年にない当たり年になるのではないか」と語る。安全祈願祭には関係者約30人が出席した。神事に続き、鈴木町長が「ファンに喜ばれるワインを今後も提供する」とあいさつし、出席者や社員がデラウェアを次々とベルトコンベヤーに投入した。

 同町は創遊館芝生広場で9月23日、「朝日町ワインまつり」を4年ぶりに開催予定で、今回仕込みを開始した白ワインなどを提供する。赤ワイン用のブドウは10月から収穫が始まり、同社は本年度、白系150トン、赤系200トンのブドウを仕込む予定。

ワインの仕込み作業が始まり、ベルトコンベヤーで次々と運ばれるデラウェア=朝日町・ワイン城
ワインの仕込み作業が始まり、ベルトコンベヤーで次々と運ばれるデラウェア=朝日町・ワイン城
ワインの仕込み作業が始まり、ベルトコンベヤーで次々と運ばれるデラウェア=朝日町・ワイン城

© 株式会社山形新聞社