日本代表MF鎌田大地が加入したラツィオ。
知将マウリツィオ・サッリ監督が率いるチームは昨季セリエAで2位と躍進し、UEFAチャンピオンズリーグの出場権も手にした。ここではラツィオに所属する有名選手を簡単に紹介してみる。
9番:ペドロ
36歳の元スペイン代表FW、昨季46試合7ゴール6アシスト
バルセロナで300試合以上に出場したウィングストライカー。小柄ながら両利きといえる技術の高さ、シュートテクニック、献身性、勝負強さでジョゼップ・グアルディオラ監督からも重宝された。
その後、チェルシーでも活躍し、2020年にローマ、翌年に宿敵のラツィオへ移籍。
ローマではジョゼ・モウリーニョ監督によって放出されたが、ペドロによれば「彼から直接その理由を聞きたかったのに彼がそれを望まなかった」とのこと。ただ、ペドロをチェルシーに引き抜いたのもモウリーニョであるため、元バルサ選手だから冷遇された説は否定している。
7番:フェリピ・アンデルソン
30歳の元ブラジル代表FW、昨季50試合12ゴール9アシスト
かつては王国ブラジルの主軸になると期待されていたアタッカー。
ドリブル、パス、シュートと攻撃の三拍子が揃い、運動能力を含めた総合力ではネイマールに匹敵するほどのポテンシャルを持っていた。
ラツィオでブレイクした後にウェストハムに引き抜かれるもプレミアリーグでは輝けず。2021年に古巣ラツィオに復帰した。
10番:ルイス・アルベルト
30歳の元スペイン代表MF、昨季44試合7ゴール8アシスト
代表戦出場は2017年の1試合しかないが、確かな実力派MF。
バルセロナBでゴールを量産してリヴァプールに引き抜かれるも不発に終わる。
だが、2016年に加入したラツィオでポジションを1列下げるとその能力が覚醒。もともとアタッキングセンスに溢れていたが、セリエAでも屈指のMFへと成長した。
サウジアラビアから破格オファーを受けたこの夏にはトレーニングから“失踪”することがあったが、チームメイトや監督に謝罪して一件落着になったとか。
17番:チーロ・インモービレ
33歳のイタリア代表FW、昨季38試合14ゴール7アシスト
ラツィオで通算196ゴールを決めてきたストライカー、クラブ史上最多得点記録保持者でもある(2位は159点なので断トツ)。
裏への飛び出しも巧みで、パワーとスピードを備えたアグレッシブストライカーとして活躍してきた。
香川真司ともプレーしたドルトムントでは失敗に終わるも、イタリア帰国後はラツィオの大エースに君臨。
4人の子供を持つ父親であり、2014年に結婚した妻ジェシカさんは美女として有名で、Instagramのフォロワー数は100万人を超えている。
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ラツィオは21日のセリエA開幕戦でレッチェと対戦する。