「彼の態度に非常に失望した」 インテル元会長が土壇場変心のルカクを非難

[写真:Getty Images]

インテル元会長のマッシモ・モラッティ氏が、ベルギー代表FWロメル・ルカク(30)への失望を語った。

今夏にレンタル先のインテルからチェルシーへ復帰したルカク。本人が引き続きインテルでのプレーを熱望したことから、両クラブは移籍金3500万ユーロ(約54億4000万円)+アドオン500万ユーロ(約7億8000万円)の完全移籍で合意寸前にまで迫っていた。

しかし、ルカクはその間に関心を示してきたユベントスとも接触。この不誠実な態度に激怒したインテルは獲得から撤退し、シモーネ・インザーギ監督や選手たちも この決断を支持したと報じられている。

長くインテルの会長を務めてきたモラッティ氏も、ルカクの行動には深く失望しているようだ。イタリア『Notizie.com』のインタビューに応じた同氏は、ルカク獲得から撤退する決断は正しかったと主張している。

「彼が何をしたかについて考えると、最初に我々との約束があったのに、それから他のクラブとも交渉をし始めた。すべてのファンは、これを気に入らなかっただろう。もちろん、私も同じようにそれを好まない」

「私は彼の態度に非常に失望した。彼のような選手は、インテルにいないほうが良いだろう。あれはインテルの一員となりたい選手がとるべき態度ではない」

また、モラッティ氏はインテルの新シーズンの目標にも言及。シモーネ・インザーギ監督であれば、チームをスクデット獲得に導けるだろうと期待を示した。

「クラブの歴史を考えれば、インテルはスクデットを獲得するために毎シーズン挑戦しなければならない。そして、インテルには優勝するため必要なものすべてが揃っていると思う」

「私はインテルがナポリと同じレベルにあると見ている。とはいえ、もっとやらなければならないことがあるのも事実だ。私はインザーギを信頼している。彼はチームをうまくプレーさせられる素晴らしい監督だ」

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