公立小中の耐震化99.8% 未完了は47自治体195棟

文部科学省

 文部科学省は8日、全国の公立小中学校の校舎や体育館など11万3024棟のうち、震度6強以上に備えて耐震化した割合は4月1日時点で99.8%となり、前年同時点より0.1ポイント増えたと発表した。耐震化未完了の市区町村は18減って47自治体、建物は93棟減の195棟だった。

 耐震化率を都道府県別にみると、100%は27府県。最も低いのは愛媛県97.9%で、山口県98.7%、高知県98.9%と続いた。

 耐震化されていない建物は北海道が42棟で最も多く、次いで愛媛県29棟、山口県20棟。市区町村別は愛媛県西条市26棟、北海道旭川市と山口県下関市の18棟などだった。

 そのほかの公立施設の耐震化率は幼稚園98.3%、高校99.6%。特別支援学校は5858棟のうち、耐震化未完了は2棟で99.97%だった。

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