バスケットボールのB3リーグに10月開幕の2023~24年シーズンから参戦する福井ブローウィンズが8月8日、チーム初の全体練習を福井市の福井県営体育館で行った。1年目でのB3優勝とB2昇格を目指し、福井初のプロバスケチームが始動した。
外国人3人を含むプロ契約選手12人と、指揮を執る伊佐勉ヘッドコーチ(53)らが参加した。
約1時間半の全体練習の8割を守備に割き、伊佐HCは「ディフェンスのチームを目指すというメッセージを込めた」と話す。1対1の場面で素早く体を寄せ、相手の利き手を意識しながらシュートを防ぐ動きを繰り返した。
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選手たちは一つ一つのプレーに声を掛け合うなど、チーム全体で盛り上がりながら汗を流した。伊佐ヘッドコーチは「全員がエネルギッシュに取り組んでいた。良いスタートが切れた」と評価した。
練習前には主将と副主将3人が発表された。初代主将となった満田丈太郎選手(29)=北陸高校出身=は「福井は高校3年間、汗水流して青春を送った地。主将として福井とブローウィンズの懸け橋になる」と誓った。
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福井県営体育館で26日にB2のライジングゼファー福岡、27日にはB1の富山グラウジーズとのプレシーズンマッチを控える。満田主将は「最初から良い結果が残せるよう日々精進する。心躍らせながら(試合を)見に来てほしい」と呼びかけた。10月7日に同体育館で岐阜スゥープスとのB3リーグ開幕戦を迎える。