久慈市小久慈町のカフェ店員馬内（まうち）広斗さん（25）は、同市中の橋に起業など目指す若者の支援拠点「ユベントス」をオープンさせた。喫茶店だった空き店舗を借り、昭和を感じさせる雰囲気をそのままに改装。さまざまな「挑戦」に使用できるレンタルスペースを設け、カフェとしても営業する。地域の活力を生む場を目指し、地元を盛り上げる。
16年ほど前に閉店した喫茶ユベントス（木造2階建て、延べ床面積183平方メートル）を借り受けた。中央のカウンター席や戸棚、上部が円形の大きな窓枠などを生かし、馬内さんらが仕事の合間を縫って作業。開設資金の250万円はクラウドファンディングによる寄付や補助金など充てた。
カフェの営業は、8月は火、金曜の午前11時～午後6時。ユベントスブレンドコーヒー（450円）、透明なクリームソーダ（400円）、ひき肉とたまごのホットサンド（700円）などを提供する。9月からは営業日を増やす予定だ。
