立案のこつ、発想の方法学ぶ 企画甲子園、高校生が体験会

思い入れのあるものを説明することで自己紹介をし合う生徒たち=県庁

 高校生が佐賀の魅力を生かした企画を競う「佐賀さいこう! 企画甲子園」の企画体験会が6日、県庁で開かれた。県内の10校21人が参加し、企画立案のこつや発想の方法を学んだ。

 編集者で九州産業大芸術学部准教授の桜井祐さんが講師を務め、「いつ」「どこで」「だれが」といった「5W1H」に加え、企画の方向性や判断基準を示すコンセプトを考えることが重要だと説いた。

 続くグループワークでは生徒が4、5人の班に分かれ、思い入れのあるものを説明する形で自己紹介。足りない部分を補うだけでなく、良いところを伸ばすアプローチも取り入れて佐賀を良くするための方策を考えた。

 佐賀西高2年の村山智理(ともたか)さんは「佐賀を考える時にネガティブになりがちだが、魅力をさらに伸ばすポジティブな発想の仕方が参考になった」と、企画甲子園への挑戦に意欲を高めていた。チームで競う企画甲子園は9月10日まで応募を受け付け、予選などを経て12月10日に企画コンテスト・交流会を開く。(古賀真理子)

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