有田工高生 焼き物づくりの魅力紹介 佐賀市でセラミック科展

ろくろでの成形を中学生(右)に指導する有田工業高の生徒=佐賀市のモラージュ佐賀

 有田町の有田工業高セラミック科の生徒が焼き物の魅力や同科の活動を紹介する展示会が7月30日、佐賀市のモラージュ佐賀で開かれた。パネルや作品の展示のほか、ろくろや絵付けの体験があり、親子連れら約400人が来場した。

 同科を紹介するパネルのほか、佐賀美術協会展の入賞作や授業で制作した作品約30点も並べた。絵付け体験では、参加者が動物や花などの柄を思い思いに描いた。

 ろくろに挑戦した中学2年の松本昊大(こうだい)さん=長崎県=は「実際に触ると土が硬く形を作るのが大変だった。焼き物の内側の模様が面白かった」と興味深そうに体験していた。

 同科3年の田代依吹さんは「作品作りの手伝いを通して、コミュニケーション力も学べてよかった」と話した。

 展示会は5、6の両日、福岡市の博多阪急でも開く。(坂本有佐)

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