モックカー、もっと速く 東根市大富小が取り組み

モックカーを走らせる子どもたち=東根市大富小

 東根市大富小(須藤真校長)の児童が8日、木と紙で構成される車の模型「モックカー」作りに同校で取り組み、速く安定した走りを可能にする仕組みを学んだ。

 自動車整備士のなり手不足解消につなげようと、県自動車整備振興会北郡支部が主催した。4~6年生約20人が参加し、タイヤや車軸が木、ボディーが厚紙でできるモックカーを組み立て、より速くする方法をみんなで考えながら何度も部品を調整した。

 車軸との摩擦を減らそうと、やすりを使ってタイヤの穴を広げるなど、児童の表情は真剣そのもの。4年柴崎慶一郎君(9)は「最初から1秒以上も速くなった。もっと速くしたい」。整備士の世界にどっぷりと漬かっていた。

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