[高校野球・夏の甲子園大会]東京学館新潟が惜敗、反撃あと一歩及ばず 市立和歌山に4-5

健闘が光った東京学館新潟の選手たち。甲子園初勝利には一歩届かなかった=甲子園球場

 第105回全国高校野球選手権は8月9日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦を行い、新潟県代表で初出場の東京学館は市立和歌山に4-5で惜敗し、県勢6年ぶりの白星はならなかった。

 三回に4点差とされたが、中盤に反撃。九回には1点差に詰め寄ったが、及ばなかった。

 初回、連続四死球から適時打で、先制点を奪われた。同点の三回には長短5安打を集められ、4点を失った。しかし、六回から登板した涌井陽斗が無失点に抑え、反撃につなげた。

 打線は初回、遠藤蒼太の適時二塁打で同点に。4点を追う六回は佐藤明日葵、渋川優希の連打から犠飛と、遠藤の適時打で2点差に迫った。九回は連打で一、二塁の好機をつくり、敵失で1点差としたが、そこまでだった。

▽1回戦
市立和歌山
104000000-5
100002001-4
東京学館

◎東京学館・旅川佑介監督の話 悔しいの一言。打順の巡りなど考え過ぎて大胆に(采配が)できなかった。投手は持ち味を出してゲームをつくってくれた。もう少し前半の継投を積極的にいけばよかったのかもしれない。あと一本が出ず勝ち切れないところが実力の差。選手は一生懸命に戦ってくれた。素晴らしい選手に育った。

◎長谷和昭前監督の話 3年生を中心に、全員が良い仕事をしていた。全国の舞台でも東京学館らしい野球ができ、今までやってきたことは間違っていないと証明してくれた。本当にナイスゲームだった。

4番遠藤蒼太、夢の舞台で意地の2打点

幼なじみの主将八幡康生と副主将宮嶋幹人「互いがいたからここまで来られた」

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市和歌山-東京学館 惜敗し、試合後にスタンドへあいさつに向かう東京学館の選手たち=8月9日、甲子園

初勝利を逃した東京学館新潟の選手たち=8月9日、甲子園

市和歌山-東京学館 惜敗し、試合後にスタンドへあいさつに向かう東京学館の選手たち=8月9日、甲子園
初勝利を逃した東京学館新潟の選手たち=8月9日、甲子園
市立和歌山-東京学館新潟 1回2死一塁で遠藤蒼太が同点適時二塁打を放つ=甲子園球場
市立和歌山-東京学館新潟 サインを送る東京学館の旅川佑介監督=甲子園球場

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