茂木氏、派閥研修会で結束確認 首相後継視野に求心力強化図る

研修会であいさつする自民党の茂木幹事長=9日午後、横浜市

 自民党茂木派(平成研究会)は9日、横浜市のホテルで夏季研修会を開き、派閥会長の茂木敏充幹事長の下、結束を確認した。派内に強い影響力があったOBの青木幹雄元参院議員会長が6月に死去。岸田文雄首相の後継「ポスト岸田」に名前が挙がる茂木氏は、求心力強化を図りたい考えだ。

 茂木氏はあいさつで「平成研は内閣や党、国会の中核で岸田政権を支えてきた」と強調。「政権運営や政治の安定に欠かせないグループだとの責任感を持って、国政やさまざまな課題に取り組みたい」と呼びかけた。

 茂木派は54人(衆院33人、参院21人)が所属する党内第3派閥。第2派閥の麻生派と共に、主流派として首相を支える。

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