プレミアムスポーツブランド戦略が始動したデサント!「サッカーに参入する可能性」はあるのか担当者に聞いてみた

デサントジャパンが展開する『デサント』は9日、アスリートの課題解決を起点に、まだ世の中にないスポーツウェアの開発を目指して提案する、独自の機能美が凝縮されたプレミアムスポーツウェアカテゴリー「PRO(プロ)」を8月9日(水)より「DESCENTE STORE オンライン」やデサント直営店(※一部店舗を除く)、一部百貨店にて順次発売することを発表した。

1954年のスキーウェアの開発をきっかけに、スポーツ界において常に斬新な発想で、今までにない「モノづくり」を目指してきた『デサント』。

サッカーにおいては、1970年代から98年の契約終了までadidasの国内販売代理店を務め、現在もUmbroブランドを日本で展開していることで知られる。

数々のトップアスリートとの共同開発を通して、選手が大舞台で最高のパフォーマンスを繰り広げるためのギアを提供し続けている彼らは、2023年、ブランドの原点でもあるトップアスリートとの共同開発に基づくスポーツ由来の「モノづくり」を通して、機能美を追求した高機能で高品質、そしてデザイン性に優れたスポーツウェアを提供していく、プレミアムスポーツブランド戦略を始動させた。

今回展開を開始する「PRO」は、アスリートの課題解決を起点に、まだ世の中にないスポーツウェアの開発を目指して提案する、『デサント』を象徴する新カテゴリー。アスリートの声を起点に形作られるデザインには、課題解決の視点から設計された独自の機能美が凝縮されている。

2023年秋冬シーズンの「PRO」には、『デサント』が独自開発した、1枚の生地の中で部位ごとに機能変化を持たせる独自の素材開発技術「Schematech®(スキーマテック)」を全カテゴリーに採用。

“第2の皮膚”をコンセプトに開発された「Schematech®」を様々な商品に応用できるよう進化させるだけでなく、各競技シーンに適したパターン設計技術と融合させることで、動きやすさを生み出し、ストレス軽減とパフォーマンスの向上をサポートするという。

初のカテゴリーである2023年秋冬シーズンは、スキー・トレーニング・ゴルフの3カテゴリーを展開。

そこで、Qolyとして気になるのは、Umbroではない『デサント』本体として、サッカーに参入する可能性が今後あるのかということ…。

この日「PRO」の発表を行ったマーケティング部門の大辻俊作部門長代行にそのことについて尋ねてみたところ、可能性は「今のところない」とのことだった。

ただ、『デサント』で培われた技術やテクノロジーは同じ場所で開発されているUmbroの商品にも反映されており、引き続きそういった形でサッカーと関わっていくようだ。

好調な国内のスポーツ用品市場の中で、リブランディングを行い、ロゴなどを刷新した『デサント』。

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サッカーでその名を目にすることは現状少ないが、日本の大手スポーツ用品メーカーである彼らの動きに今後も注目していきたい。

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