プレミア“昇格組”のシェフィールド・U、2つの新ユニを発表!「激動の歴史」と「鉄の街」をデザイン

プレミアリーグ昇格組のシェフィールド・ユナイテッドとキットサプライヤーのErreaは4日、2023-24シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。

7月にはアウェイユニフォームより先にサードユニフォームを発表済み。ここではその両方をご紹介したい。

Sheffield United 2023-24 Errea Away

シェフィールド・ユナイテッド 2023-24 Errea アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームは久しぶりに純粋なイエローが登場。キットデザインもクラシック感の漂うレトロテイストな一着となっている。

イエローを基調にブラックとレッドの差し色という今回のカラーリングは、1980年代から90年代にかけて使用したユニフォームに触発されたものだという。特定のシーズンには言及していないが、全体的なデザインはUmbroがサプライヤーだった83-86アウェイモデルに近い。

80-81シーズンから92-93シーズンまで、クラブは毎シーズンこの色をアウェイ(またはサード)ユニフォームに採用していた。

その時期はクラブがディヴィジョン3(3部リーグ)からディヴィジョン4(4部リーグ)へ転落し、そこから這い上がり92-93シーズンから始まったプレミアリーグの“オリジナルメンバー”に名を連ねるまでの激動の時代とぴったり重なる。

Sheffield United 2023-24 Errea Third

シェフィールド・ユナイテッド 2023-24 Errea サード ユニフォーム

23-24新サードユニフォームは、ある意味では非常にシェフィールド・Uらしいデザインが登場した。ストライプを構成する細かな模様は「縞鋼板」そのものだ。

「縞鋼板」とは鉄鋼製品の一つで、X(バツ)印のような滑り止めの突起模様が特徴的。街中でもたまに見かける模様ではないだろうか。

ホームタウンのシェフィールドは鉄鋼業や刃物など鉄製品の産業で栄えた「鉄の街」。そのことからエンブレムに刀を描き、クラブには刃物などを意味する“The Blades(ブレイズ)”の愛称が付く。

今回の縞鋼板デザインは、そんな鉄の街の歴史にインスピレーションを得たものだという。

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クラブにとって3シーズンぶりとなる2023-24プレミアリーグは8月12日に開幕。シェフィールド・Uはホームにクリスタル・パレスを迎え撃つ。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

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