センシの劇的弾でインテルがザルツブルクとの打ち合いを制す!新守護神ゾマーは3失点のほろ苦デビュー【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

インテルは9日、国際親善試合でザルツブルクとレッドブル・アレーナで対戦し4-3で勝利した。

ここまでプレシーズンマッチで3戦無敗のインテルは、デビュー戦となる新加入のGKゾマーが先発。マルクス・テュラムとホアキン・コレアを2トップに据えた[3-5-2]の布陣を採用し、中盤にはチャルハノールやムヒタリアン、バレッラら主力を起用した。

インテルは開始早々にピンチを迎える。5分、フォーソンのパスで抜け出したカリム・コナテがボックス内に侵入すると、飛び出したGKゾマーが倒してしまいPKを献上。しかし、コナテのPKは枠の上に大きく外れた。

先制のピンチを凌いだインテルだったが、直後にミスから失点を許す。6分、バレッラのバックパスにグルークが反応すると、ボックスの外まで飛び出した飛び出したGKゾマーがクリアミス。こぼれ球を拾ったコナテがボックス左角横から無人のゴールへシュートを流し込んだ。

先制を許したインテルだが、すぐに反撃に出る。9分、ホアキン・コレアのパスでボックス左横に抜け出したディマルコがダイレクトクロスを供給。これがブロックに入ったS・パブロビッチのオウンゴールを誘い、インテルが試合を振り出しに戻した。

さらにインテルは25分、右FKのこぼれ球から2次攻撃を仕掛けるとバレッラの左クロスがS・パブロビッチのクリアミスを誘発。このこぼれ球をゴール前で拾ったデ・フライが難なくゴールネットを揺らした。

逆転に成功したインテルは、35分に左CKの流れからコナテのゴールで再び追いつかれたが、43分に敵陣で相手のクリアボールをカットしたダンフリースがボックス左からクロスを供給するとファーサイドから走り込んだホアキン・コレアがヘディングを叩き込んだ。

迎えた後半もインテルは開始早々に失点する。46分、自陣ミドルサードでFKを与えるとカメリがゴール前に供給したボールを走り込んだベイドゥが頭で流し込んだ。

追いつかれたインテルは63分、ダンフリース、バレッラ、ダルミアンを下げて新加入のクアドラードやフラッテージ、ビセックを投入する3枚替えを敢行。

しかし、インテルは68分に再びピンチを迎える。ボックス内に侵入したロコ・シミッチをビセックが後ろから倒してしまいPKを献上。だが、シミッチのPKはゴール右に外れて、難を逃れた。

インテルは86分にも、デディッチに右サイドを突破されるとアリークロスをビセックの前に抜け出したシミッチに右足ボレーで流し込まれたが、これはオフサイドの判定でゴールが取り消された。

ピンチを凌いだインテルは90分、自陣でスローインを受けたアスラニのロングパスからDFの裏にうまく抜け出したセンシがGKとの一対一を冷静に制した。

結局、これが決勝点となりインテルが4-3でザルツブルクとの壮絶な打ち合いを制した。

ザルツブルク 3-4 インテル

【ザルツブルク】

コナテ(前6)

コナテ(前35)

ベイドゥ(後1)

【インテル】

OG(前9)

デ・フライ(前259)

ホアキン・コレア(前43)

センシ(後45)

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