「山形は東北重点区」 国民・玉木氏来県、衆院選擁立意欲

党勢拡大に向けて気勢を上げる国民民主党の玉木雄一郎代表(左から2人目)ら=山形市・パレスグランデール

 国民民主党の玉木雄一郎代表が9日、山形市内で報道陣の取材に応じ、次期衆院選に向けて各選挙区で公認候補を積極的に擁立していく姿勢を示した。その上で「山形は東北の中で重点区。ぜひ、いい候補を擁立したい」と述べた。

 東北には党所属の衆院議員が不在のため、本県を含む各選挙区で擁立作業を進め、「比例東北ブロックで1議席を勝ち取りたい」と力を込めた。自身が立候補を届け出た党代表選も念頭に「物価上昇を上回る所得向上に最優先で取り組みたい」とした。ガソリン価格を抑えるための政府の補助金が9月末で終了する見通しとなっており、「地方において車は不可欠。生活者に寄り添った政策を一番に訴えていく」と語った。

 玉木代表は山形市のパレスグランデールで同日開かれた党県連(会長・舟山康江参院議員)の躍進の集い、やまがた政治塾の閉講式に合わせて来県した。政治塾は昨年12月から4回にわたって実施し、この日は政治ジャーナリストの角谷浩一氏が講演した。

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