旧唐津銀行のスケッチ展 8月15日まで、小学生が「辰野式」建築描く

小学生が描いた旧唐津銀行のスケッチ作品=唐津市の同館

 唐津市の旧唐津銀行(辰野金吾記念館)をモチーフにしたスケッチ作品展が、同館で開かれている。唐松地域の小学生が生き生きと描いた約30点が展示されている。15日まで。

 旧唐津銀行は、「近代建築の祖」と呼ばれる唐津市出身の建築家・辰野金吾(1854~1919年)が監修し、弟子の田中実が設計した。唐津にゆかりのある偉人と功績を知るきっかけにしようと、同館を運営する「ぴーぷる」などが2年前から開催している。

 7月中旬のスケッチ大会に参加した11校29人による作品を展示し、そのうち12点が優秀賞に選ばれた。茶のレンガに白い帯石が走った「辰野式」の建築様式をクローズアップしたり、赤いポストを生かしたりと、思い思いに描いた絵が並んでいる。(横田千晶)

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