ドーナツ→かき氷に 真岡で“寺子屋ドーナツ” 高校、大学生と小中生が学びで交流

高校生、大学生に教わりながら勉強する児童

 【真岡】高校生と大学生が小中学生の夏休みの勉強をみてあげる企画「寺子屋ドーナツ」が7~9の3日間、市役所であり、宿題を通したやりとりで交流を深めた。

 高校、大学生が中心となり地域活性化を目指す「真岡まちづくりプロジェクト(まちつく)」の企画で3回目。企画名には、おやつで食べるドーナツと人の輪の広がりの意味がかかっている。

 まちつくのメンバーら20人が教える側を担当。8日は午前、午後の部に小中学生約30人が参加し、宿題のドリルや作文、数学などの問題を持ち込んだ。勉強を教わったり、暑さのため、これまでのドーナツから今回かき氷に変わったおやつを楽しんだりしてコミュニケーションを深めた。

 真岡東小5年南雲冬寧(なんくもふゆね)さん(10)は「先生が分からないところも優しく教えてくれる。ここだとやる気も出て、家にいるよりめちゃはかどります」と喜んでいた。真岡女子高2年田崎陽菜(たさきひな)さん(17)は「一人一人性格も違うので、教えていて楽しい」と張り切っていた。

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