小ぶりでも糖度十分 ナシ「幸水」出荷スタート JAしおのや高根沢センター

選別後、コンベヤーに載せられるナシ

 【高根沢】ナシ「幸水」の出荷作業が6日、太田のJAしおのや高根沢地区センター選果場で始まった。宇都宮をはじめ、都内や大阪方面に届けられる。

 同JA梨部会には16人が所属。約21ヘクタールで「幸水」や「豊水」「にっこり」などを栽培している。

 6、7の両日で町内各農家から集まった量は計約1.15トン。手作業で仕分けされたナシは、コンベヤーに載せられ、光センサーの選果機で測定後、等級ごとに箱詰めされていった。

 同JA営農経営部の担当者は「雨が少ない影響で全体的に小ぶりだが、日照時間も多く糖度は十分」と説明。11月上旬まで収穫予定の「にっこり」などを含め、同部会全体で約450トンの出荷量を見込んでいる。

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