東証反発、269円高 中国の団体旅行解禁で

東京証券取引所

 10日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。中国政府が発表した日本への団体旅行解禁を追い風に、インバウンド(訪日客)銘柄に買い注文が広がった。終値は前日比269円32銭高の3万2473円65銭。約1週間ぶりの高値水準だった。

 東証株価指数(TOPIX)は20.94ポイント高の2303.51。出来高は約16億5300万株。

 朝方は前日の米株安を受け一時200円近く下落した。その後は中国の団体旅行解禁方針を材料に上昇に転じた。中国人客による観光需要が拡大するとの期待から陸運や空運、小売株がそろって値上がりした。

 平均株価は取引終盤に上げ幅を300円まで広げた。

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