【台風15号】崩落した天竜の盛り土 工事費用 4億3000万円を土地所有者らに請求へ(静岡・浜松市)

2022年9月の台風15号で崩落した静岡県浜松市天竜区の盛り土をめぐり、浜松市は崩れた斜面の応急工事にかかった費用を土地所有者らに請求する方針を明らかにしました。

浜松市天竜区緑恵台では2022年9月、台風15号による大雨で土砂崩れが発生し、住宅3棟が巻き込まれ3人がけがをしました。崩れた場所には無届けの盛り土があり、崩れる前から周辺住民が浜松市に相談していました。

崩落した盛り土への行政の対応が適切だったのか検証していた専門家らは7日、浜松市は相談があった際に詳細な調査・検討を行っておらず、関係部署間での情報共有も不十分だったと指摘していました。

浜松市は10日、斜面復旧の応急工事でかかった費用4億3000万円について今後、土地所有者と土砂を搬入した複数の業者に対して請求することを明らかにしました。また、職員の処分については「職員へのヒアリングを実施した上で判断したい」と話しました。

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