間もなくお盆、この期間に長期の夏休みをとる方が多いと思いますが、車での長距離移動の際、高速道路上での渋滞事故には十分お気を付けください。
愛知県警によりますと、2018年から2022年までの「お盆休み」や「年末年始」など長期の休み期間に愛知県内の高速道路で発生した渋滞中の人身事故の件数は2019年は合わせて75件でしたが、コロナ禍の2020年には13件まで減少。
しかし、2021年は33件、2022年は56件と増えています。
愛知県警では2023年のお盆の時期は2022年より、さらに交通量が増えると見ていて、渋滞事故への警戒を強めています。
そこで…。
10日午前、愛知県警は高速道路の「空陸一体取り締まり」を行いました。
取り締まりは伊勢湾岸自動車道の名古屋南JCから豊田JCの間で行われ、上空からは警察のヘリコプターが目を光らせました。
適切な車間距離が取られているか、スピードの出し過ぎがないかなどに目を光らせ、危険な状況を把握すると直ちに地上に連絡。
10日はパトカー6台と白バイ2台が連絡を待ちながら取り締まりを行いました。
渋滞中に事故に巻き込まれないためのポイントをひとつ聞くと…
(愛知県警 高速隊 渡邊教義隊長)
「自分が交通渋滞の最後尾についた際には、ハザードランプを点滅させて。後続の車に対して前方が渋滞していることを、より多くの人に知らせていただきたい。運転席に座っている以上、安全に関する集中力を途切れさせないようにしてほしい」
渋滞中は、長時間の運転による疲労や車が一定時間止まることで気の緩みがでて事故が起きると言われます。また、二輪車への警戒も必要です。
(愛知県警 高速道路交通警察隊 渡邊教義隊長)
「ひょっとすると車と車の間を、すり抜けてくる二輪車もいるかもしれません。前後だけではなく左右も確認して、安全に快適にご利用いただきたい」