葛巻の山ぶどうワイン金賞 日本コンクール「赤」部門

金賞を受賞した岩手くずまきワインの「山ぶどうワイン」

 葛巻町の岩手くずまきワイン(社長・鈴木重男町長)が製造販売する「山ぶどうワイン」が第1回日本山ぶどうワインコンクール赤ワイン部門で金賞を受賞した。町産100%使用の酸味と甘みが絶妙な一品が高評価を獲得し、生産現場に喜びが広がっている。

 山ぶどうワイン(720ミリリットル、3300円)は同社の看板商品。製造工程の中で果汁を加える製法で、酸味と甘みのバランスが取れたフルーティーな味わいが特長だ。

 コンクールは、ヤマブドウワインの振興を目指して県内外の自治体、事業者など9者が3月に設立した日本山ぶどうワイン協会(会長・鈴木町長)の事業の一環。全国のワイナリーから赤や白、ロゼなど7部門に103点が出品され、秋田県小坂町で7月14、15日に審査した。金賞4点、銀賞12点、銅賞25点が選出され、金賞のうち1点が最高賞の濃紫賞に選ばれた。

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