直瀑として県内で最も大きい落差63メートルを誇る酒田市八幡地域の「玉簾(たますだれ)の滝」でライトアップが始まった。迫力満点の滝が木々の中に浮かび上がり、周囲は涼しく、幻想的な空気に包まれている。
地元の升田区自治会(村上雅晴会長)がお盆のこの時期と5月の大型連休に合わせ、地域活性化のために2000年から行っている。発光ダイオード(LED)のライト4基で照らされた滝が豪快に流れ落ち、風で舞った水しぶきを肌で感じることができる。9日夜に試験点灯をした村上会長は「清涼感と神秘的な雰囲気を楽しんでほしい」と話した。
点灯期間は20日までで、毎日午後6時半から同9時まで見ることができる。訪れた人には照明器具の維持や遊歩道整備のため、1人100円の協力金を求めている。