夏祭りに花火…台風の影響は

8月11日からの3連休、都内各地では大規模な夏祭りや花火大会が予定されています。その一方で気になるのが、北上する台風7号です。この夏の祭り復活に影響は…地元の人たちの心配はつきません。

祭りの開催に向けて神輿や提灯などの準備が進む江東区の富岡八幡宮では、8月11日から15日まで江戸三大祭りの1つ「深川八幡祭り」が開催されます。沿道から神輿の担ぎ手たちに清めの水が掛けられることから「水掛け祭り」とも呼ばれています。

地元の人:「台風それたり遅れたりで開催できたらいいなと思っている」「いや本当に久しぶりなのでみんなもう生き生きとしてやる気も十分という感じですね。台風来ちゃったらそれはお天道様のことなのでしょうがないですけど、神様も許してくれると思うんですけどね」

3年に一度の「本祭り」は前回の2020年が新型コロナの影響で中止となったため、今年は6年ぶりの開催、まさに待ちに待った祭りです。

「やはり中止はできるだけ避けたい、何としてでも開催したい」こう話すのは祭り最大の見どころである神輿が町を練り歩く日曜の「神輿連合渡御」で取りまとめ役を務める山﨑会長です。台風が接近した場合に祭りを中止にするかを判断する1人でもあり、このところ毎日、安全に開催できることを願っています。

山﨑会長:「6年ぶりなので開催だけは絶対にしたい。でも、担ぎ手の皆さんから各町内のみなさんのこともきちっと考えないと。ただただ神輿を出すだけではないので。十分納得できる結果が出たら開催にあたろうと、富岡八幡宮の宮司さんとも話し合いをして進めています」

台風の懸念は多摩地域でも…。

記者:「こちら奥多摩町では12日に花火大会が開催される予定です。街中では着々と準備が進められています。」

奥多摩町の「奥多摩納涼花火大会」は、新型コロナウイルスの影響で今年4年ぶりの開催となる予定です。待望のイベント再開に向けて作業が進められていますが、街の人は…

地元ラーメン店の店主:「台風来ないでーとしか思えないですけどね。花火大会に向けて(特別な)ラーメンをできるよう準備してましたけどね。天気どうなるかわからないですけど」

地元のコンビニ経営者:「1年に1回のすごい楽しみで、皆さん帰省で奥多摩に帰ってこられる方が多いんですね。祈るしかないのでて台風どっか行って下さい」

住民から心配の声が上がる中、自治体の担当者は対応に苦慮しています。

町役場担当者:「現状予報を見る限り、当日に直撃する予報ではありませんので、予定通り開催する予定であります。実行委員もちろん事務局の方も一生懸命準備してきたので無事に開催できればと思います」

各地で悩みのタネとなっている「台風7号」。今後の進路に注意が必要です。

© TOKYO MX