地元野菜や郷土料理に理解深める 鶴岡で夏休みこども料理教室

地元の食材で料理する子どもたち=鶴岡市・黒川能の里王祇会館

 夏休みこども料理教室が10日、鶴岡市の黒川能の里王祇会館で開かれ、子どもたちが地元の野菜や郷土料理に理解を深めた。

 同市の事業の一環で、今月8~21日に市内6地域で開催している。この日は市内の小学1~6年の児童7人が保護者と参加した。座学で在来作物の種類や櫛引地域で栽培している果物などを学んだ後、夏野菜のドライカレー、トウモロコシのみそ汁、ずんだ白玉作りに挑戦した。

 子どもたちはナスやタマネギを包丁で切ったり、トウモロコシの皮をむいたり、真剣な表情で丁寧に作業を進めた。朝暘二小6年大塚智咲(ちさ)さん(12)は「地元の食材を学べて良かった。みんなで料理するのは楽しい」。夏の思い出が増えてうれしそうだった。

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