学びの集大成をパスタに 住田・ケラッセで期間限定で提供

新メニュー誕生を喜び合う栗山萌さん(右)と菊地陽介さん

 住田高3年の栗山萌さんは、住田町世田米のレストランkerasse(ケラッセ、菊地陽介オーナーシェフ)と共同で、トウモロコシの冷製パスタを開発した。「食を通じて地域振興を」と考え、地元産のホワイトコーンをふんだんに使用。「涼」を感じさせる一皿で、期間限定で提供している。

 住田町産のコーンは、みずみずしくて甘みが強く、生でも食べられる。その特性を生かせる冷製とし、1皿に1本半ほどを使用。コーンスープをイメージしており、食感や味を楽しめるように実そのものもトッピングした。

 ケラッセで8日、菊地さんが作った冷製と温製の2種類を栗山さんが試食。冷製(1480円)を提供メニューに加えることが決まった。収穫が終わる9月中旬ごろまでの限定メニューとし、来年からもこの季節に提供される。

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