トドの赤ちゃん、こっそり優しく見守って 大分市のうみたまごで公開中【大分県】

母親のポロに寄り添う赤ちゃん=大分市の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」

 【大分】大分市神崎の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、トドの赤ちゃんを公開している。母親が落ち着いて授乳できるよう展示水槽に目隠し用のシートを張っており、八つののぞき窓から観察できる。

 母は「ポロ」(推定12歳)、父は「玄太郎」(推定13歳)で6月18日に生まれた。性別は雌。現在の体重は約45キロ、体長は1メートルを超え、すくすくと育っている。ポロは昨年に続き、4回目の出産。

 7月10日に展示水槽に移動したところ、母子ともに落ち着きがなくなったため公開を中止。その後、母子は少しずつ環境に慣れ、現在の状態で観察できるようにした。

 赤ちゃんは母親にぴったりと寄り添いながら元気よく泳いでいる。今後は様子を見ながらシートの撤去や、他のトドとの同居を試みるという。

 飼育部獣類グループの菊地沙月さん(27)は「毎日少しずつ成長していく姿を見守ってほしい」と話している。

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