浸水防止へ雨水排水ポンプ 久慈市が運用開始で説明会

運用を開始した雨水排水ポンプ場の説明を聞く住民ら

 久慈市が新井田地区で運用を開始した雨水排水ポンプ場の説明会は11日、現地で開かれた。同地区は台風や局所的大雨による浸水被害が続いており、参加した地域住民が期待を高めた。

 約20人が参加。市職員が強制排水するポンプゲート、水と一緒に流れてきたごみを取り除く除塵(じょじん)機、浸水を防ぐ高床式の電気設備を動かしながら説明した。

 同ポンプ場の排水量は毎分354立方メートルで、25メートルプールの水は約1分で処理できる。住宅側の水位が一定以上になると、ゲートが自動で稼働し、久慈川に強制排水する。

© 株式会社岩手日報社