お盆休みがスタート 交通機関は混雑 「恐竜科学博」にぎわう

8月11日からお盆休みがスタートし、帰省や旅行による交通機関の混雑がピークを迎えています。東京駅では、朝から大きな荷物を抱えた家族連れなどが各地に旅立っていました。

記者:「午前9時過ぎの東京駅に来ています。自由席のエリアには最後尾との標識があります。多くの人が並んでいます」

東京駅の東海道新幹線下りのホームでは朝早くから、お盆休みを故郷や行楽地で過ごす人たちで混雑しました。JR東海によりますと、東海道新幹線の自由席の乗車率は、下りの一部で100%を超え、午前6時に東京駅を出発したのぞみ1号は、乗車率が200%になったということです。

広島へ旅行:「広島に移動します。原爆資料館とか、あとはお好み焼き食べたりとか」「社会全体が移動しても問題ないっていうムードになってきてるので、去年に比べるとだいぶ気を使わなくてもいいのかなという気はしていますけれども」

大阪へ旅行:「新大阪まで行きます。甲子園の応援です。(選手たちが)すごい頑張っているから、全力で頑張っているから全力で応援したいと思います」

JR各社によりますと、お盆期間の新幹線と在来線の指定席の予約数は、去年と比べ約1.5倍で、コロナ禍前となる2018年の約9割まで回復したということです。

そして全国各地に出掛けるのではなく、都内でお盆を楽しむという人たちも。

「歯、メガロドンの歯だよこれ」

六本木の東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」では、詰めかけた多くの親子連れが、6600万年以上前に生息していた恐竜の世界を旅していました。恐竜の標本は全て、最新の科学技術で明らかになったデータをもとに組み立てられていて、当時の恐竜の生態を忠実に再現しているということです。

ティラノサウルスがトリケラトプスに襲いかかる場面を再現した展示に、子どもたちも釘付け。さらに、恐竜がどのように動き回っていたのか、等身大の影絵で実感できるブースでは…

「みて!ティラノサウルスだ」

子どもたちは、恐竜たちと時代を超えた追いかけっこを楽しんでいました。

「楽しかった。トリケラトプスとか。つの(角の部分が好き?)うん」「全部の恐竜かっこいい。さっきティラノサウルスとか見てきた、あとメガロドンの歯があった、大きいよ。ティラノサウルスの口とかあって楽しい、いろんなもの見れて」

恐竜たちの世界を体感できる恐竜科学博は、9月12日まで開催しています。

お盆休みが始まりましたが、台風7号の影響が心配されます。羽田空港の国内線第1ターミナル出発ロビーでは、午後8時、人の数はかなり減りましたが、保安検査場では列ができる状況です。楽しい帰省や旅行に出発していく人たちですが、やはり懸念されるのは台風の影響です。

大分に帰省する家族:「おじちゃんとおばちゃんの家にいきます。(台風の影響が出たら)最悪。新幹線で帰ってくる感じかなっていう」

北海道に帰省する家族:「無効におじちゃんとおばちゃん滞在してて、一緒にに温泉とか行こうと思っています。帰ってくるときに、もしかしたら帰ってこれない可能性があるかな、なるようにしかならないかなと思う」

各航空会社によりますと、お盆期間の予約は前の年よりも増えているということですが、台風の影響で15日16日の一部の便で、手数料無しでの便の変更や払い戻しを受け付けている航空会社もあるということです。これから遠出するという方は、出発の時だけでなく、滞在している間、そしてお帰りの際にも気象情報や交通情報に注意してお過ごしください。

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