バイエルンは8月12日、トッテナムからイングランド代表FWハリー・ケインを獲得したことをクラブ公式サイトなどで正式に発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年間で、背番号は「9」に決定している。
契約金の額は両クラブからは明らかにされていないが、イギリス『BBC』電子版によると、1億1000万ユーロ（約9500万ポンド／約174億7570万円）以上だという。また、バイエルンは8月12日にDFLスーパーカップのライプツィヒ戦に臨むが、ケインはこの試合で新天地デビューを飾る可能性があるという。
移籍決定を受け、ケインは次のようにコメントしている。
「バイエルンの一員になれて非常にうれしく思っている。バイエルンは世界最高のクラブの一つだ。僕はキャリアを通じて高いレベルのチームで競い合い、自分の力を証明したいと常に言ってきた。このクラブは勝者のメンタリティーで特徴づけられている。そんなクラブの一員になれて最高の気分だ」
また、バイエルンのヤン・クリスティアン・ドレーセンCEOは、次のように歓迎のコメントを発している。
「非常に長いプロセスだったが、ハリー・ケインがバイエルンのユニフォームを着ることが決まり、私たちは今、全員が喜ばしい気分に浸っている。ケインは当初から我々が獲得を熱望している選手だった。彼はプレーヤーとして、そしていち個人として、私たちのDNAに完全に適合できる男だ。バイエルンが勝利を収めるためにはワールドクラスのセンターフォワードが重要な要素であり、ケインが我々の成功の継続に貢献してくれると確信している。我々のファンにも、現代最高のゴールスコアラーのプレーを楽しみにしてほしい」
ケインを巡っては8月10日にトッテナムとバイエルンの間での交渉が合意に達し、これを受けてケイン自身がミュンヘンへと渡航。翌11日にメディカルチェックを受けており、サインを待つだけの状況となっていた。
