灯籠の光 幻想的 倶利迦羅不動寺、15日に万灯会

池に灯籠を浮かべ、幻想的な雰囲気に包まれた境内

 先祖や大切な人への感謝の気持ちを表す伝統行事「万灯会(まんとうえ)」が15日、富山県小矢部市との境に近い石川県津幡町の倶利迦羅不動寺の鳳凰殿で行われる。12日は試験点灯があり、灯籠と、ろうそくの光が幻想的な雰囲気で周囲を包んだ。

 檀信徒らが鳳凰殿主殿の階段などにろうそく約300本をともし、池に灯籠を浮かべた。

 15日は約7千本のろうそくをともし、200~300個の灯籠を流す。同日は午後5時半に開場し、同7時から法会・法要を行う。ただ、台風の影響が予想されることから、開催の有無を交流サイト(SNS)で案内する。

 万灯会は津幡町観光協会などでつくる実行委員会が毎年行っている。

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