酒田市長選、初の無投票となる公算大きく 告示まで1週間

酒田市役所(資料写真)

 任期満了に伴う酒田市長選は、20日の告示(同27日投開票)まで1週間に迫った。立候補を表明しているのは新人で前副市長の矢口明子氏(56)=同市中町3丁目=のみで、記録が残る1955(昭和30)年以来初の無投票となる公算が大きくなっている。

 矢口氏は6月1日に出馬を表明した。先月23日に決起大会を開き、地元企業の収益力向上への支援や再生可能エネルギーの活用、男女共同参画の推進、市民目線の行政運営といった公約を掲げた。無所属で立候補し、政党の推薦は受けない。

 県議選に市議が出馬し、欠員が生じたことに伴う市議補選(欠員2)も同日程で行われる。現段階で出馬の意思を示しているのは、いずれも元職の無職田中斉(66)=宮野浦2丁目、農業佐藤伸二(66)=中牧田、無職阿部秀徳(61)=若宮町1丁目=の3氏と、新人で日本維新の会公認の会社役員小川隆一氏(47)=字新町=で、選挙戦となる見通し。

 6月1日現在の有権者数は8万4680人(男4万377人、女4万4303人)。

立候補予定者(敬称略)

矢口 明子 56 無職 無新

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