青森県勢先発対決、弘前市の2軍戦で実現 楽天・塩見(八戸大出)vs日ハム・福島(八戸西高出)

先発登板し4回で5三振を奪った日ハム・福島(八戸西高出)=はるか夢
先発し5回を投げた楽天・塩見(八戸大出)=はるか夢

 プロ野球楽天対日本ハムの2軍戦が12日、青森県弘前市のはるか夢球場で行われた。日本ハムは育成契約の福島蓮(八戸西高出)、楽天は塩見貴洋(八戸大出)が先発登板。集まった観客たちはプロの力と技に見入った。試合は5-3で日本ハムが勝利した。

 福島は最速150キロの直球を武器に5三振を奪い4回1失点の好投。塩見は5回4失点ながら四死球1と丁寧に投げた。

 地元選手の出場もあって観客たちも応援に熱が入った。つがる市から野球仲間と訪れた館山誠さん(66)は「塩見は球数が多いし、福島は決め球が欲しい」と辛口ながら「結構よく投げている。福島ももうじき支配下登録されるはず」と活躍を願った。スコアをつけながら観戦した五十嵐真結さん(弘大1年)は「住んでいる地域でプロの試合を見ることができるのはうれしい」と喜んだ。

 弘前市の少年野球チーム・弘前河西スポ少はライトスタンドに集まって観戦。主将の丸岡宗太郎君(裾野小6年)は「プロはうまさが格別。でも1軍戦も見たい」と来季の1軍戦開催に期待した。

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