バルセロナ、ギュンドアンらの登録が完了。現状の出場可能選手は16名に

写真:選手登録にようやく光が差してきたバルセロナ ©Getty Images

スペイン『アス』紙電子版によると、バルセロナは8月11日(金)から12日(土)にかけて複数名の選手登録を完了させたようだ。

バルセロナは今夏、6000万ユーロ(約95億3220万円)の負債を抱えており、その影響で契約を更新する予定だった選手や新たに獲得した選手をラ・リーガの出場選手として登録できない状況となっていた。

一時は登録選手がわずか13名で、新戦力のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンやスペイン代表DFイニゴ・マルティネス、スペイン人MFオリオール・ロメウも登録できていない状況だった。

ギュンドアンやI・マルティネスの契約には、ラ・リーガ開幕までに選手登録できなかった場合は無条件で契約解除できる条項が含まれているとされていたため、バルセロナは公式戦でプレーすることなくこれらの新戦力を失う可能性もあった。

だが、クラブは8月11日にWeb3プラットフォーム『バルサ・ビジョン』の一部株式を売却し、1億2000万ユーロ(約190億6440万円)の資金調達に成功。これにより、同日にウルグアイ代表DFロナルド・アラウホの登録を完了させていた。

また、8月12日にはフランス代表FWウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマンへの移籍が決定。移籍金を得たことで収支バランスがさらに改善され、この日にギュンドアン、モロッコ代表FWアブデ・エザルズリ、ロメウ、スペイン代表MFセルジ・ロベルトの4名が追加で登録された。

もともと登録されていた13名からデンベレ、そしてサウジアラビアのアル・アハリに移籍したコートジボワール代表MFフランク・ケシエが抜ける一方、5名が登録されたことで、現状で16名が選手登録された状態となっている。

これで現在、未登録となっているのはスペイン代表DFアレハンドロ・バルデ、スペイン人GKイニャキ・ペーニャ、スペイン代表DFマルコス・アロンソ、イニゴ・マルティネスの4名。チームスタッフはバルデとペーニャの登録を優先させたいと考えているようで、イニゴ・マルティネスは現在、足底筋膜炎を抱えていてプレーできない状態のため、優先順位は低い。また、マルコス・アロンソは年俸900万ユーロ(約14億2980万円)と高額を受け取ることになるため、収支バランスがさらに改善されなければ登録するのは難しく、後回しになると『アス』紙電子版は報じている。

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