去就が混沌としていたフランス代表FWキリアン・ムバッペだが、パリ・サンジェルマンのチームに復帰したという。フランス『ル・パリジャン』が伝えた。
PSGのエースに君臨しているムバッペだったが、2025年夏までの契約の内容が今夏判明。2024年夏までの契約に、1年間の延長オプションがついているというものだった。
その中で、PSGはこのオプション行使に動いたが、ムバッペ側がこれを拒否。現段階でクラブとの延長は考えていないとしながらも、今夏の移籍もしないという姿勢を貫いている。
残り1年でフリーになってしまうムバッペに対し、PSGは残留が見込めないのであれば現金化したい思いが強く、サウジアラビアからの巨額オファーに耳を傾けようともしたが、ムバッペの思いは強いものだった。
その結果、チームから外されることが決定。2年連続となったジャパンツアーのメンバーを外された他、ファーストチームのトレーニングからも外されることに。12日のリーグ・アン開幕戦のロリアン戦も当然メンバー外となった。
難しい関係になってしまっているムバッペとPSGだったが、ここで急展開が。開幕戦から一夜明け、ムバッペがPSGのトレーニングに復帰したという。
『ル・パリジャン』によれば、PSGは声明を発表し、ムバッペと良い話し合いができたため、トレーニングに戻ることになったと明かしたという。
「PSGvsロリアンの試合前にパリ・サンジェルマンとキリアン・ムバッペの間で非常に建設的かつ前向きな話し合いが行われた結果、同選手は今朝トップチームのトレーニングに復帰した」
ロリアン戦は、バルセロナから加入したフランス代表FWウスマーヌ・デンベレと試合をスタンド観戦していたムバッペ。どのような結末を迎えるのかは不明だが、ひとまずチームの一員として活動することになったようだ。