古橋の2戦連続ゴールでセルティック連勝も、旗手が負傷交代|スコティッシュ・プレミアシップ

写真:2戦連続弾で勝利に貢献した古橋

8月13日、スコティッシュ・プレミアシップ第2節のアバディーン vs セルティックの試合がピットドリーで行われた。

セルティックは4-2と勝利した開幕節と同じ11人が先発。日本人プレーヤーでは前田大然と古橋亨梧が先発に名を連ね、岩田智輝と旗手怜央はベンチスタートとなった。

最初にチャンスをつかんだのはアバディーン。2分、中盤でこぼれ球を拾ったボヤン・ミオフスキがドリブルを仕掛け、ペナルティーエリア手前で倒されFKを得る。しかしミオフスキが自ら放ったキックは惜しくもゴール左へと外れ、セルティックは事なきを得る。

対するセルティックも9分に高い位置でセカンドボールを拾いながら連続攻撃を仕掛け、古橋がループシュートでゴールを狙うが、こちらも枠を捉えることはできない。12分には右サイドでセットプレーのチャンスをつかみ、マット・オライリーのキックを前田が折り返してリエル・アバダがゴールに押し込む。一度はオフサイドと判定されたが、VARの介入の結果ゴールが認められ、セルティックが先制する。

23分にはアバディーンがセットプレーでチャンスを作り、グレアム・シニーがゴール正面からヘディングシュートを放つも、クロスバーの上へ。続く25分にはライアン・ダンカンのフィードからルイス・ローブスが左サイドに抜け出し、折り返しをミオフスキが押し込んでアバディーンが同点とする。

ここからアバディーンがペースをつかみかけたが、セルティックが相手のミスに乗じて勝ち越しに成功する。28分、アバディーンのGKケレ・ルースが前線にボールを送ると、セルティックのDFキャメロン・カーター・ビッカースがヘディングで大きく押し戻す。アバディーンのDFは頭でGKに渡そうとしたが、そこに古橋が待ち受けており、冷静にゴールに突き刺した。

その後は両チームともにチャンスを作りながらも決定力を欠き、前半はセルティックの1点リードで折り返す。

セルティックは後半開始からデイヴィッド・ターンブルとカーター・ビッカースに代え、スティーヴン・ウェルシュと旗手を投入する。

そのセルティックは57分、オライリーのスルーパスから前田がペナルティーエリア内で潰れ、こぼれ球を拾った旗手が折り返して古橋がシュートという日本人3人が絡んだ攻撃を見せる。続く58分には右サイドのクロスから前田がボレーシュートを放つが、これは相手DFにブロックされる。一方のアバディーンも63分、自陣からのフィードに抜け出したレイトン・クラークソンがシュートを放つが、惜しくもゴール右へ。

ややオープンな展開となる中、68分には旗手が左足ふくらはぎのあたりを痛めるアクシデントが発生。旗手はプレー続行不可能となり、オーディ・ティアゴ・ホルムと交代する。

83分、相手のCKをしのいだセルティックはカウンターを発動させ、前田が決定機を迎えるが、左足のシュートは相手GKにブロックされてしまう。しかしそのまま攻撃を続けると、途中出場していたヤン・ヒョンジンが左サイドの深い位置まで運んでクロス。フリーで走り込んだオライリーが押し込み、セルティックが追加点を奪う。

そのままタイムアップを迎え、セルティックが開幕2連勝を飾ったが、旗手の負傷は心配な状況だ。次節、アバディーンはアウェーでセント・ミレンと、セルティックはホームでセント・ジョンストンと対戦する。

◉試合結果

アバディーン 1-3 セルティック

0-1 12分 リエル・アバダ(セルティック)
1-1 25分 ボヤン・ミオフスキ(アバディーン)
1-2 29分 古橋亨梧(セルティック)
1-3 84分 マット・オライリー

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