大村湾7キロ遠泳! 子どもたち、励まし合って海面進む 長崎游泳協会

大村湾を泳いで渡る子どもたち=時津町

 NPO法人長崎游泳協会(田中直英理事長)恒例の大村湾遠泳が11日あり、小中学生22人が、西彼長与町の長与港から時津町子々川郷の海岸まで約7キロを泳ぎ切った。
 長崎市民総合プールで開かれている夏季水泳教室の成果発表や、子どもたちの心身を鍛える目的で例年開催。午前10時過ぎに長与港を出発し、自然の風や波を感じながら、励まし合って海面を進んだ。向かい風の影響もあり、最後のグループがゴールしたのは約5時間後の午後3時過ぎ。陸に上がった子どもたちは、足元をふらつかせながらも充実感をにじませていた。
 この日の最年少となった長崎大付属小4年の陣川知怜さん(9)は「途中きつかったけど、立ち泳ぎで水分補給しながら何とか泳ぎ切れた。ゴールの達成感で疲れが吹き飛んだ」と笑顔で話した。

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