「猫のダヤンとアベコベアの月」原画展 絵本作家の池田さんがギャラリートーク 壱岐・一支国博物館

作品への想いを語る池田さん=壱岐市立一支国博物館

 絵本作家で猫のダヤンの生みの親、池田あきこ原画展「猫のダヤンとアベコベアの月」(壱岐市立一支国博物館主催、長崎新聞社共催)が開かれている長崎県壱岐市芦辺町の同館で11日、池田さんのギャラリートークがあった。
 ダヤン誕生から40年。池田さんのダヤンに対する思いなど、来場した約35人が聞き入った。
 池田さんは自分の好きな井の頭公園の池の水面に散った桜の花びらからその下に広がるダヤンの世界「わちふぃーるど」を連想したという。会場では展示作品を順を追って紹介。旅先でのスケッチのエピソードなどを話し「国内にもすてきな所が多く描いても描いても描ききれない」と締めくくった。
 トーク後はサイン会も開かれた。同展は9月10日まで(4日は閉館)。

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