短歌甲子園へ合同練習 下館二高「みんなで決勝へ」 結城二高「全力で挑みたい」 盛岡で18日から

合同練習に臨む県立下館二高=結城市結城

高校生が短歌の腕前を競う全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)が18日から3日間、歌人、石川啄木の故郷、盛岡市で開かれ、茨城県から県立下館二高(筑西市)と県立結城二高(結城市)が出場する。両校は2日に合同練習を行い、短歌を詠んで審査員の質問に答える本番を想定した模擬試合に臨んだ。両校の代表者は「全力で挑みたい」などと意気込みを語り、健闘を誓い合った。

大会は2006年に始まり、今年で18回目。今回は全国から27校40チームが応募し、書面審査による予選の結果、前回の優勝・準優勝校を含む21校21チームの出場が決まった。団体戦は3人一組で行われ、補欠を1人登録できる。個人戦は補欠を含む全選手が出場できる。

下館二高は2年連続2回目の出場となる。メンバーは、いずれも文芸部で3年の大橋世羅部長(17)、青木志織さん(17)、賀川楓さん(17)、補欠に1年の佐久間花音さん(15)。

結城二高は4年ぶり8回目の出場。メンバーは、いずれも文芸部で3年の井桁さやか部長(17)、大畑百々虹さん(17)、上野美歩さん(17)、補欠に2年の岡村奏汰さん(16)。

合同練習は結城二高で行われた。団体戦を想定して先鋒(せんぽう)、中堅、大将の順に1首ずつ発表。審査員役を教員やOBが務め、生徒に表現の意図や言葉に込めた思いなどを尋ねた。

前回大会に出場し、1次リーグ敗退の雪辱に燃える大橋部長は「みんなで頑張り、決勝進出を目指したい」と力を込めた。井桁部長は「しっかりと自分の句を作り、全力で挑みたい」と意気込みを語った。

合同練習に臨む県立結城二高=結城市結城

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