イタリア代表監督を辞任したロベルト・マンチーニ氏は、サウジアラビア代表監督に就任する可能性があるようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
これまで、フィオレンティーナやラツィオ、インテル、マンチェスター・シティといったクラブを率いてきたマンチーニ氏。2018年5月からはイタリア代表監督に就任し、ユーロ2020では見事優勝。しかし、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)はヨーロッパ予選のプレーオフで敗退し、本大会出場を逃していた。
カタールW杯後もチームを指揮していたマンチーニ氏は、このままユーロ2024本大会や2026年の北中米W杯を目指し、2026年までの契約を全うするものと思われていたが、13日、イタリアサッカー連盟(FIGC)によって突如辞任が発表された。
サウジアラビアの『アル・リヤド』によると、現在マンチーニ氏は3年契約でサウジアラビア代表監督に就任するオファーを受けているとのこと。一方、他のメディアの報道によると、正式なオファーはまだマンチーニ氏に提示されていないようで、週明けまで交渉が行われるという。
また、イタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、マンチーニ氏には約1800万ユーロ(約28億5000万円)という高額な年俸が提示されており、サウジアラビア側から強い誘惑を受けているようだ。
サウジアラビア代表は3月末まで現フランス女子代表指揮官のエルヴェ・ルナール監督が務めていた。
サウジアラビアは、カタールW杯でのグループステージ初戦で優勝国のアルゼンチン代表を撃破していたものの、その後、ポーランド代表、メキシコ代表相手に敗れ、1勝2敗でグループステージ敗退。来年1月には、日本代表も参戦するアジアカップに臨む。