すでに紀伊半島は暴風域に いつ・どこが暴風域に入る?
台風7号は15日(火)朝に暴風域を伴って紀伊半島に上陸、その後、近畿地方を縦断して日本海へと抜ける見込みです。やや西寄りとなり四国地方や中国地方の一部も暴風域に入る可能性が非常に高くなってきました。
気象庁の台風情報では進路予想とあわせて、進行が予想される地域が風速25m/s以上の暴風域に入る確率も発表しています。赤色のエリアは30%以上、紫色のエリアは70%以上と高い確率をあらわしています。
また各地域ごとに3時間ごとの暴風域に入る確率も棒グラフの形で示されています。この確率が一番高い時間帯がその地域に台風が最も近づいている「最接近」のタイミングの目安となります。
14日午前9時発表の予想では、近畿地方では広く暴風域に入る確率が70%以上の紫色となっているほか、東海地方や四国地方の一部でも確率が高くなっています。
東海地方(14日午後9時発表)
東海地方では西部ほど確率が高くなっています。やや西寄りとなったことで名古屋市の確率は下がりました。一方で、三重県南部ではすでに14日夜の時点で暴風域に入っています。
近畿地方(14日午後9時発表)
近畿地方の多くの地域が暴風域に入る確率は90%以上と非常に高く、和歌山市をはじめ大阪市や神戸市でも100%の時間帯があります。紫色で示されている時間帯は暴風域に入っている可能性が非常に高く、長い時間、暴風の影響を受けるおそれがあります。
最接近は和歌山では未明から昼すぎにかけて、その他の地域も朝から夕方にかけての時間帯に確率が非常に高い紫色となっています。
北陸地方(14日午後9時発表)
台風のコースや勢力次第では北陸地方も福井では暴風域に入る可能性があり確率が高くなっています。台風の最接近は15日夜の時間帯です。
四国地方・中国地方(14日午後9時発表)
台風は紀伊半島に上陸したのち、近畿地方を北上する予想ですが、これまでよりやや西寄りのコースを通る可能性が出てきたことから、中国地方や四国地方の東部を中心に暴風域に入る可能性が非常に高くなりました。
徳島や鳥取では100%、高松や岡山も90%以上と非常に高い確率です。また予報円の西寄りのコースを進んだ場合は、島根県東部や広島県東部など暴風域に入る可能性が出てきています。
今後も最新の台風情報を確認して無理をせず柔軟な対応をお願いします。