ロシア侵攻、子ども502人死亡 ウクライナ、連れ去りも多発

ウクライナ東部ドネツク州でロシア軍の陣地に向けてりゅう弾砲を発射するウクライナ兵=13日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ検察当局は14日、昨年2月のロシア侵攻後、ウクライナの子どもの死者が少なくとも502人に達したと発表した。負傷した子どもも1097人に上るという。ロシアが実効支配するウクライナ東部や南部での正確な人数は分かっておらず、実際の被害者はさらに多いとみられる。ロシア支配地域ではウクライナ人の子どもの連れ去りも多発しているとされる。

 ウクライナメディアによると、14日にはハリコフ州でロシア軍の攻撃により男性1人が死亡。13日には、南部ヘルソン州で乳児と子どもを含む計7人が死亡した。12日には南部ザポロジエ州で警察官1人が死亡し、12人が負傷した。

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