伝統の二上りおどり 福山夏まつり始まる あすは花火大会も 

「福山夏まつり」が始まり初日のきのうは先祖供養の伝統の盆踊り「二上りおどり」が披露されました。最終日の15日は「あしだ川花火大会」がフィナーレを飾ります。

「二上りおどり大会」が開かれたのは、福山市の宮通りです。「二上りおどり」は江戸時代から伝わる先祖の霊を慰める盆踊りで、県の無形民俗文化財に指定されています。きのうは気品と哀調を帯びた独特のリズムの三味線や尺八に合わせて、26団体およそ1200人が、商店街で踊りを披露しました。

踊った人
「緊張したけど楽しかった」

福山市の芦田川ではきのう、花火の設置作業が行われました。10トントラック5台で運ばれてきた花火がクレーンに釣り上げられて台船に乗せられていきます。15年以上前から「あしだ川花火大会」で花火を上げてきた京都の花火師が手際よく並べていきました。

國友銃砲火薬店 西谷智行 部長
「今は技術が進歩しまして、コンピュータで制御していますので、非常に複雑な打ち上がり方をするんですけど、上空ではひとつの絵になるシステムになっています」

「あしだ川花火大会」は4年前は台風で無くなり、2020年から3年間は新型コロナの影響で中止となっていました。5年ぶりとなることしは西日本最長クラスとなる1・4キロメートルの水上スターマインやパステルカラーの花火など、およそ1万6000発が福山の夜空を彩ります。

國友銃砲火薬店 西谷智行 部長
「小さなお子さんから年配の方まで誰にでも分かりやすい、街中が色に染まるような演出を用意していますので、楽しんでもらえたらなと思います」

「あしだ川花火大会」はあすの午後7時30分から開催されます。この模様はRCCアプリ「IRAW」で配信されます。

※台風7号の影響が予想されるため、花火大会の開催可否については15日(火)の午後1時を目処に決定される予定です。福山夏まつり公式HP等でご確認下さい。

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