「鳥取しゃんしゃん祭」響く鈴音 2000人が傘操り、舞を披露

「鳥取しゃんしゃん祭」の一斉傘踊りで、色鮮やかな傘を手に舞を披露する参加者=14日夕、鳥取市

 山陰の夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」のメインイベントで、鈴を取り付けた赤と青の色鮮やかな傘を操って舞を披露する「一斉傘踊り」が14日、鳥取市で開かれた。浴衣や法被に身を包んだ約2千人が参加。4年ぶりに本来の市街地での開催となった。

 地元の企業や学校ごとに踊り手グループがつくられ「それ、しゃんしゃん」のかけ声とともに、踊りながら市内を練り歩いた。祭りの起源は雨乞いとされ、涼しげな鈴の音色が街中に響いた。

 一斉傘踊りは新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年は中止、21、22年は市街地ではなく陸上競技場で開かれた。

「鳥取しゃんしゃん祭」の一斉傘踊りで、色鮮やかな傘を手に舞を披露する参加者=14日夕、鳥取市

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