これが現実…女性たちが不倫をやめたくなった瞬間 #3「高速のサービスエリアで…」

交際しているのは既婚男性。いわゆる「不倫関係」に身を置いていると、独身男性との交際ではありえないような相手の日常を垣間見る瞬間があります。

不倫をする既婚男性にはどんな事情があり、どんな日々を送っているのか、その相手だからこそ間近で見る現実に思わず別れを考えることも。

決して良しとはできない不倫、独身女性が見た既婚男性の現実について、実録でご紹介します。

「結婚した元彼と不倫関係を続けていますが、別れようと思っています。

奥さんも子どももいて家庭に不満があるようには見えないけれど、私に『未練がある』とずっと言っていて、ほだされてしまったのが間違いでした。

不倫でもいいかと思ったのは私自身が特に彼氏がほしいと思っていなかったからですが、それでも、やっぱりやめればよかったと今はすごく後悔しています。

最初の3ヶ月くらいは順調で、ホテルに行く以外にも遠出したりふたりとも好きなカラオケで遊んだり、会うたびに寝なくてもいい状態に彼からの愛情を感じていました。

それががらっと変わったのが先日隣の県まで足を伸ばしたときのことで、高速のサービスエリアに寄っていたら彼が『あ、お土産買うわ』と言い出したのですね。

会社用かなと思ったら子ども向けのお菓子などもカゴに入れていて、『家族にも買うの? 大丈夫?』と思わず尋ねたら『今日は出張って言ってあるから、お土産がないと逆に疑われそう』って当たり前に返してきて。

あ、そうか私たち不倫なのだ、とそのときすごく実感して、嘘を守るために私の前で堂々と家族のためにお菓子を買い、奥さんの好きなお酒まで購入する彼の姿に、一気に愛情が冷めました。

私といる時間はあくまでも嘘で彼が最優先するのは家族、不倫だからそうなのは当たり前なのですが、いったい何のために一緒にいるのだろうかと虚しくなりましたね。

『独身の男だったらこんな思いはしない』とつくづく思いました。

別れ話を切り出したら案の定抵抗されたので今はまだ保留ですが、もうホテルに行く気もないし最後はフェードアウトしてでも縁を切ろうと思っています」(35歳/営業)

不倫相手が既婚男性なら、自分より家族の存在が優先になるのは当然です。わかってはいても、ふたりきりの時間が幸せなほどにその事実を忘れます。

しかし、彼が自分との時間を嘘で塗り固めることを当たり前に思っている様子は、いやでも不倫を実感させられますよね。

そんな状態が正常なはずはなく、目が覚めたのは幸運ではないでしょうか。

(mimot.(ミモット)/ 李丘)

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