カイセドがチェルシーのメディカルチェック完了、8年+1年契約でブライトンから移籍完了へ

[写真:Getty Images]

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)が、チェルシー加入にまた一歩近づいたようだ。『The Athletic』が伝えた。

2023年1月にクラブからの退団を希望し、アーセナル行きを望んだものの、ブライトンが移籍を許さなかったカイセド。その後にクラブとの契約を延長したが、今夏の移籍市場でも人気銘柄となった。

アーセナルも獲得を目指したが、すぐにウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスにターゲットを切り替え、見事に確保。一方で、カイセドはチェルシーが引き続き狙ったものの、ブライトンに何度もオファーを拒否されていた。

その間にリバプールが参入し、イギリス史上最高額となる1億1000万ポンド(約202億6000万円)を提示しクラブ間合意に漕ぎ着けることに。ただ、カイセド本人がチェルシー行きを望み、リバプールの目論見は外れることとなった。

チェルシーは改めて1億1500万ポンド(約211億8000万円)を提示すると、13日の夜にクラブ間合意したと報道。そして、カイセド本人はメディカルチェックを完了したという。

これで全てが揃った状況に。あとはチェルシーからの公式発表を待つだけの状態となったが、契約期間は8年間に1年間の延長オプション付き。ブライトンは、今後の売却益を手にする条項を盛り込むことになるという。

カイセドは、母国のインデペンディエンテから2021年2月にブライトンへ完全移籍。2021年8月からはベールスホットへとレンタル移籍すると、2022年1月からブライトンで再びプレーしていた。

ブライトンでは合計2年間在籍し、公式戦53試合に出場し2ゴール3アシスト。2022-23シーズンはプレミアリーグで6位と躍進したチームを支えていた。

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