エデル・ミリトンが離脱したレアルが「獲得すべき5名のDF」、分析サイトの結果とは

先日レアル・マドリーから発表されたブラジル代表DFエデル・ミリトンの大怪我。左膝の前十字靭帯を負傷したため、今シーズンのほとんどを欠場することになる。

それを受けて、『footballtransfers』はデータ分析専門サイトである『SciSports』でエデル・ミリトンの代役にふさわしいデータを持っている選手を5名選んだとのこと。この5人はエデル・ミリトンとプレースタイルの面で90%の類似性があるという。

エメリク・ラポルト

クラブ:マンチェスター・シティ

かつてはジョゼップ・グアルディオラ監督の下でシステムの根幹を担ったエメリク・ラポルトであるが、近年のマンチェスター・シティではサブの立場となっており、試合出場の機会が減少している。

しかも今夏は左利きのセンターバックであるヨシュコ・グヴァルディオルが加入したことからエメリク・ラポルトの立場は悪化しており、サイドバックとしてもナタン・アケのポジションを奪うのは現実的ではない。

とはいえ実力的には十分なものがあり、レアル・マドリーにとってはダヴィド・アラバだけしかいない左利きのセンターバックだ。素晴らしい補強になるに違いない。

フィカヨ・トモリ

クラブ:ミラン

昨年ミランと契約を更新したばかりではあるが、市場価値は4000万ユーロほど。それほど法外な価格にはならないだろうし、カルロ・アンチェロッティ監督の古巣でもあるため険悪な交渉にも及ばないだろう。

2021年にチェルシーを退団してからセリエAで傑出したパフォーマンスを見せており、空中戦の強さとパワフルさでは右に出るものがいないほど。

時折ミスもあるものの、それも含めてエデル・ミリトンとは比較的タイプが似ている選手だ。彼が復帰するまでの代役としては理想的ではないか。

バンジャマン・パヴァール

クラブ:バイエルン・ミュンヘン

右サイドバックの印象が強いフランス代表DFのバンジャマン・パヴァール。ただ彼はセンターバックでのプレーを好んでいるとも言われており、2024年まで残っている契約を延長しない方針を固め、今夏の段階でバイエルンからの退団の噂もある。

マンチェスター・ユナイテッドへの加入が報じられているが、今のところはその交渉が合意に近づいている雰囲気はない。他のクラブも関心を持っているといわれるが具体的な動きに至っていないようだ。

センターバックと右サイドバックで使えるという点を考えればダニ・カルバハルの後継者としても考えられ、レアル・マドリーにとっては素晴らしい補強になるはず。

アレッサンドロ・バストーニ

クラブ:インテル

昨年のマーケットでいくつかのクラブに狙われていた若きセンターバック。ただ今夏は意外にもそれほど退団につながるようなオファーはなかったようだ。

近年インテルで中心的な役割を果たしてきた24歳は、すでにセリエAで100試合以上に出場してきた経験を持っており、レアル・マドリーでプレーできる存在であることは証明されている。

ラポルトと同様に左利きであるためダヴィド・アラバと併用するときには難しいことになる可能性もあるが、非常に質の高いオプションと言える。

ケヴィン・ダンソ

クラブ:ランス

「SciSports」の分析によれば、エデル・ミリタォンの5番目の後継者候補となるのはRCランスのDFケヴィン・ダンソであるとのことだ。

レアル・マドリーはかつて同クラブから10代のラファエル・ヴァランを獲得したことがあり、この24歳のオーストリア人ディフェンダーは非常に抜け目のない補強になる可能性が高い。

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もちろんダヴィド・アラバとは同じ代表チームでプレーしてきた間柄でもあり、コミュニケーションもうまくいくはずだ。さらに決して高額な移籍金を必要とするわけでもない。

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