高市早苗経済安保相が靖国参拝 終戦の日、閣僚は4年連続

靖国神社を参拝し、記者の質問に答える高市経済安保相=15日午前、東京・九段北

 高市早苗経済安全保障担当相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。終戦の日に閣僚の参拝が確認されたのは4年連続。岸田文雄首相は昨年に続き参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納した。これとは別に、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花した。自民では萩生田光一政調会長が靖国神社を参拝した。

 高市氏は参拝後、記者団に「国策に殉じた皆さんの御霊に哀悼の誠をささげ、感謝の思いを伝えた」と強調。萩生田氏も「先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼の誠をささげ、恒久平和、不戦への誓いを新たにした」と述べた。首相の玉串料は、代理で訪れた自民の国場幸之助・総裁特別補佐が納めた。

 昨年は8月13日に西村康稔経済産業相、15日に高市氏と秋葉賢也復興相(当時)の2人が靖国神社を参った。

 超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は15日午前、副会長の逢沢一郎衆院議員(自民)らメンバーが参拝した。自民の小泉進次郎元環境相らも個別に訪れた。

靖国神社を参拝に訪れた自民党の萩生田政調会長=15日午前、東京・九段北
岸田文雄首相

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